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草津
​名物立場

矢橋への分岐点にあった姥ケ餅屋の風情を描いています。草津には、室町時代に脚かが将軍が草津御所を設置したことから、東海道と中山道の交通量が増加しました。​江戸時代は中山道の分岐点として繁栄しました。
本陣(2)脇本陣(2)旅籠屋(72)
​名物(姥が餅、竹の鞭)

 

Kusatsu

Lying about six miles west of Ishibe, Kusatsu was one of the busier stations on the Tokaido, because it was the point at which the road to the central mountainous area branched off. The station was famous for its rice cakes, and Hiro-
shige chose to represent it with a store which sold them. Again the picture seems to be based on one in the Famous Places on the Tokaido, Illustrated, though the people are in typical Hiroshige style.

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草津宿を過ぎると矢倉の立場です。
そこには名物「姥が餅」を食べさせる
​茶屋がありました。
織田信長に滅ぼされた
佐々木義賢(ササキヨシカタ)の血をひく
子供を養うために、
その姥が売り出した餅を
「乳母が餅」の発祥とされる
説があります。

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草津は東海道と中山道の合流地点で
琵琶湖へ向かう矢橋道も分岐していました。
その分岐点があったのが、
現在も草津名物で知られる、姥が餅の店です。
副題の「立場」とは、
この店が立場茶屋(参勤交代の大名や
一般旅行者、人足などの休憩に供された茶屋)
を兼ねていたからです。
茶店では、お客様はくつろぎ、
​働く人々はいきいきとしています。

 

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茶屋の手前には四人の人足が
​杖をつきながら巨大な荷物を担いでいます。その反対方向へ早駕籠が突っ走っています。早駕籠は二人の駕籠かきの他に、前びきと後押しをつけ、横で伴奏し声をかけて歩調を合わせる5人の構成です。
​お客様は必死に垂れ綱にしがみついています。

 

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