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岡部
宇津之山
宇津之谷峠の坂下から坂上の集落を望みます。岡部は伝馬制度制定後、宿が開かれ、交通量の増加と共に内谷村が加わりました。街道の難所宇津之谷峠を控えた宿場として繁昌しました。
本陣(2)脇本陣(2)旅籠屋(27)
名物(十団子)

Okabe
Okabe is about four and a half miles from Mariko. Today a highway skirts around the mountain that separates the two towns, but in the Edo period travelers had to cross a narrow and treacherous pass. This is shown in Hiroshige's print, which emphasizes the darkness and loneliness of the surroundings. This pass is the scene of a Kabuki crime-melodrama, in which a blind man named Bunya is robbed and murdered by his traveling companion.

五十五図からなるシリーズの冒頭。
早朝の風景、長い東海道の
旅の始まり始まり
「蔦の細道の名で親しまれた宇津の谷峠は、「伊勢物語」の一話の舞台として有名です。
この一帯を「宇津の山」と言われていました。
蔦の細道は画題として琳派の画家たちに
好んで描かれ、また宇津之山図の画題でも描かれました。
坂の上には薪を担いだ杣人が姿を見せ、籠を担いだ二人の人物が後方から続きます。
この蔦の細道のそばに本図の街道を開いたのは、桃山時代の豊臣秀吉です。

伊勢物語の一節より
「行き行きて駿河の国にいたりぬ。
宇津の山にいたりて、わが入らむとする道はいと暗う細きに、蔦かへでは茂り、もの心ぼそく、すゞろなるめを見ることと思ふに、
修行者あひたり。かゝる道はいかでかいまする、といふを見れば見し人なりけり。 京に、その人の御もとにとて、ふみかきてつく。
駿河なる宇津の山辺のうゝにも夢にも人に逢はぬなりけり」

左側の屏風は
俵屋宗達の作品です。
作品名は蔦の細道図屏風。
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